取材商法にご注意を!

それは謎の着信履歴から始まった

このホームページを公開したのは3連休初日の7月19日でした。
そうしたら、連休明けの7月22日にちょっとした異変が起こりました。

何かというと。
事務所の固定電話に、まったく知らない番号から14回も着信があったんです。
それもほとんどが携帯から。

右の画像が7月22日の着信履歴です。
この日はまだ留守電を設定しておらず、どの電話にも出られなかったため、何の用件かわからずじまい。

次の日(7月23日)は、数は少し減りましたが、それでも7回の着信。
この日は運がよかったのか悪かったのか、休憩中の着信が2回あったので、試しに電話に出てみました。

そうしたら、片方は一方的な取材申し込み。
もう片方は一瞬仕事の依頼かと思わせるような内容の電話でしたが、どちらもお断りしました。
後者は、私の対応範囲を超えた内容の依頼だったのですが、後から考えると、どう考えても駆け出しの相続コンサルタントに依頼するとは思えない内容だったので、断って正解だったと思っています。

メールでも取材申し込みが

実は、電話の他にメールもありました。
7月22日の夕方、ビジネスタイムズというWEBメディアで私の事務所のことを取り上げたいという内容のメールが来ていました。

どんな内容かというと。(一部抜粋)

早馬代表様

お世話になっております。

ビジネスタイムズの〇〇でございます。
この度、弊社のメディアにて日本を支えていらっしゃる分野でご紹介をさせていただける
企業様、経営者様をお探ししております。

そこで、貴事務所のお取り組みや想い、
HPのご情報等を拝見し、
是非『ビジネスタイムズ』というメディアにて
「経営者インタビュー」の特集を組ませていただきたいと思い、
ご連絡させていただきました!

WEBにて、お写真と記事でご紹介させていただきたいと考えております。

■その他

ご確認のほど何卒よろしくお願いいたします。

メールを読んだ印象~行動に移すまで

もう、赤字の部分がツッコミどころ満載だと思いました。
①cc:弊社関係者→誰にこのメールをたれ流してる?
②撮影・インタビュー記事の掲載以外は費用が発生しても文句言えないってことだよね?
③もちろん貴社にお伺いする事も可能→札幌だけどタダで来てくれるの?
④記事のお写真をより綺麗に撮影する事も可能です→経営者専門フォトグラファーの撮影した写真があるのでご心配なく!
⑤1点、ご了承いただきたい点として~→最初からこれが目的でしょ?
⑥お電話にてご相談、お会いさせていただきたい→いったいどっちやねん!

念のためメディア名をネット検索してみたら「取材商法」というワードも一緒に出てきました。
初めて聞く言葉でしたが、手口が今回のメールの内容にジャストフィット。
ここで対応方針はお断り一択に固まりました。

1回目のお断り~向こうからの返信

で、7月22日の夜、②と③について突っ込んで断ったら、翌日さらに長文の釈明メールが届きました。
長くなるので引用は割愛しますが、あくまでもインタビューには費用が発生しないとしつつ、PR企画の提案の段階でTV番組やWEBメディアなどの媒体出演をチラつかせて私に費用を要求する旨の内容が、ややオブラートに包んだような感じで書いてありました。
一応、方向性に沿わなければ断っていいとは書いてありましたが、すんなり引き下がってくれるんでしょうかね?

ちなみに取材の手段はオンラインとのことでした。
直接お会いさせていただくことも北海道担当の出張のタイミングであれば可能でございます。
ただ現在、出張予定がございませんでして、

とありましたが、最初からそんな予定ないでしょというのが正直な感想でした。

2回目(最後)のお断り→そして平和が戻った

ここまで面白いように手の内を明かしてくれると、何をどうあがいても「お断り」という結論は覆らないんですよね。
返信メールのために費やす時間ももったいないと思ったので、7月23日の夜、とどめにこんなメールを送りました。

これ以上のやり取りは時間の無駄ですので、返信は不要です。
仮に返信してきたとしてもメールを破棄させていただきますのでご了承下さい。

おかげで、その後メールは来なくなりました。
と同時に、7月22日に14回、23日に7回、24日に1回あった着信がピタッとなくなりました。

私の見解・ささやかな対策

想像するに

  1. 私の事務所に電話をかけてきたのは同じ会社の従業員
  2. 私が返信したメールの内容が「弊社関係者」=電話をかける役の人たちに共有されていた
  3. 私の返信を読んで「コイツに電話しても無駄だな」と判断する人が現れた
  4. その結果、電話をかけてくる人数も日を追うごとに減っていった

という構図だったんだろうなと。
ちなみに、事務所に電話をかけてきたのは全部で16人いて、ご丁寧に何度も電話してきた人もいました。

留守電ですが、7月23日の夜にやっと設定を行ったため、メッセージさえ残っていれば、誰からの、どのような内容の電話だったのかわかるようになりました。
でも、個人的には、初回だけは、電話ではなく、お問い合わせフォームから問い合わせていただきたいです。

目次