代表プロフィール

初めまして、はやまFP事務所代表の早馬 真由美(はやま まゆみ)と申します。

1967(昭和42)年3月生まれ、北海道小樽市出身です。
家族は両親(父は故人)、知的障がいを持つ兄、2人の息子です。
息子たちは既に独立、兄は2021年3月から施設で生活しています。

2級FP技能士、AFP、民間資格の「上級相続診断士®」「後見人相談士®」という資格を持っています。
加えて、行政書士の資格を取るべく勉強をしています。

趣味は音楽鑑賞で、好きなアーティストはDef Techと大黒摩季です。
新型コロナウイルスが流行する前は、道外開催のDef Techの野外ライブに泊まりがけで行っていましたが、現在は全国ツアーの時には必ず札幌に来てくれる大黒摩季のライブで楽しんでいます。

何をやっているのか?

私は主に、次のような相談に乗っています。

  1. 精神的な障がいのあるお子様をお持ちの親御様が、亡くなるなどの理由で財産管理をできなくなった後に発生する可能性のある問題としてどのようなものがあるか
  2. どのような対策を行えば、親御様が亡くなるなどした後も、お子様がお金の面で不安を抱えることなく暮らしていけるか
  3. できるだけ、後見人などの第三者を入れることなく、お子様の財産管理を行うことは可能か、可能な場合はどのような対策が必要か

私自身も兄が知的障がいを持っており、兄の財産管理に関わっているので、当事者の目線から提案を行うことが可能です。

これまでの経歴

私は旧郵政省(現ゆうちょ銀行)の貯金事務センターに勤めていた父と、社会経験のないまま結婚し、専業主婦になった母の第2子として生まれました。
きょうだいが兄しかいないこともあり、幼少期から男の子向けのアニメや特撮ものを見て育ちました。
遊び相手は女の子より男の子の方が多く、おとなしい兄とは正反対のおてんばな女の子でした。

高校卒業後、地元の市役所に就職し、働きながら夜間の短大を卒業しました。
12年間の在職中、戸籍・住民票・印鑑証明を扱う部署、コンピューター関連の部署、市の歳出を扱う部署に所属した後、前夫の仕事の都合で退職しました。
退職の4年後に離婚し、離婚後は携帯電話や車の部品を作る工場の検査員、酒類の物流センターの事務員、コールセンターのオペレーター、乳酸菌飲料の販売員、ビルの清掃員、サービス付き高齢者向け住宅の事務員、新聞配達などを経験しました。

この仕事をしようと考えた転機

2017(平成29)年初め、父が末期のすい臓がんと判明しました。
病弱で世間知らずな母と知的障がい者の兄だけでは、父の闘病生活のサポートや普段の生活が立ち行かないのは明白だったため、私が実家に戻らざるを得なくなりました。
ただ、私自身も2つの手術予定が入っていたためすぐには戻れず、戻れたのはゴールデンウィーク明けのことでした。

実家に戻って8日後に父が亡くなり、それまで父が担っていた兄の障がい福祉サービス関連の手続きや、実家全体の財産管理を私が中心になって行うことになりました。

父が亡くなった後に受講したシニアライフカウンセラー養成講座の運営に携わる方の中にCFPの方がいらっしゃって、その方が一般社団法人 家族信託普及協会のコーディネーターということもあり、家族信託のフォローアップ講座を定期的に開いていました。

フォローアップ講座を受講して、父が兄のためによかれと思ってやっていた財産管理に問題があることに気づきました。
健常者の親は、障がいのある子どもの財産の管理方法を正しく理解していない場合が多いのではないか。
こう思ったのが、この仕事を始めるきっかけになりました。

実は、FPの資格を取得したのは、シニアライフカウンセラーとして相談業務を行う際に国家資格が必要だったためでしたが、財産管理の助言に知識を生かすこともできるので、我が家のような失敗例を少しでも減らすことに使おうと思うようになりました。
その後、相談の幅を広げようと、上級相続診断士、後見人相談士の資格も取得し現在に至っています。

目指す方向

私は、相談に来てくださった方に下記のようになっていただけることを目指しています。

  • 親御様からの視点:自分にもしものことがあったとしても、障がいのあるお子様の将来に不安を持つことなく安心できる
  • 障がいを持つお子様からの視点:親御様が亡くなった後でも、現在の生活基盤を崩すことなく過ごせる
  • 障がいのない他のお子様(きょうだい)からの視点:財産管理に参加することにより、親御様の希望を事前に知り、障がいのあるきょうだいのために有益なお金の使い方ができる

これらが実現して、お子様が不安やストレスを抱えることなく過ごすことができ、最後に楽しかったと思える人生を送ってもらいたい、と考えています。

『親なき後問題』専門のFP事務所 はやまFP事務所